コーヒー農園には透き通るような青い空、輝く白い雲、瑞々しい緑の葉っぱ、そして赤い大地が広がっています。
日本人が想い描く土の色は黒から茶色が多いと思いますが、世界には白・黄・青・灰などさまざまな色の土があります。
なぜルワンダの土は赤いのでしょうか。
ルワンダ語で赤い土は「ウルノンベ」。
土が赤いのは酸化した鉄やアルミニウムの色。
長年、雨にさらされると土のなかの養分であるカルシウム・カリウム・マグネシウムがどんどん流れ去ってしまいます。
そして最後に残るのが鉄とアルミニウムなのです。
アルミニウムは多くの場合、植物にとっては有害なものです。
ルワンダの農家さんは農地の表面に草や作物の茎などを敷き詰める《マルチ》で土を雨や風などの侵食から守っています。
NPOではルワンダの土が「ウルノンベ」であっても、持続的な農業ができるよう二人三脚で土壌改良に取り組んでいきます。