NPOのとっても大事なパートナー《フイエマウンテンコーヒー》にについてご紹介します。
フイエマウンテンコーヒーは2011年にデイビッド・ルバンザンガボさんがルワンダ南部フイエに設立したコーヒー会社。コーヒー畑の運営からコーヒーの輸出までトータルで行い、現在は地域の2500世帯の農家とともにコーヒーを生産しています。
かつてデイビッドさんはルワンダの国をあげたコーヒープロジェクトの中心メンバーの農業技官として働いていました。他のメンバーが農業関係の省庁や国際的なコーヒー企業に就職するなど立身出世するなか、デイビッドさんは現場に残ることを決断します。それはルワンダのコーヒーの発展のためには、国のプロジェクトだけではまだまだ足りないと考えての行動でした。
優れたコーヒーを生産すれば、対価として農家は豊かになる。
そして日本をはじめとする消費国でコーヒーを飲む人も喜ぶ。
口で言うのは容易いですが簡単なことではありません。デイビッドさんはそのような関係性を彼を含むルワンダの農家とコーヒーを楽しむ消費者との間で構築するために事業を始めました。 設立当初は周辺の10数世帯と小さなウェットミルから始まり、今では2500世帯の農家のチェリーを扱うほどに成長。現在はドライミルや輸出業も兼ね備えるまでになりました。 優れた知識と技術を持ち、国際的な品評会であるCOEで最高2位の入賞を果たしたフイエマウンテンコーヒー。今後もその成長に目が離せません。
次回はコーヒー生産地と協働する会とフイエマウンテンコーヒーの関係についてご紹介します。
社名 :デイビッドアンドファミリー社
ブランド名:フイエマウンテンコーヒー
所在地 :ルワンダ国フイエ郡
生産量 :120t
事業 :コーヒーウェットミル、ドライミル、輸出業、マイクロファイナンスの運営、農家への技術指導